「リーディングはそこそこ取れるのに、スピーキングとライティングが絶望的……」
これは、多くの日本人学習者が直面する「IELTSの壁」です。しかし、この苦手科目を短期間で克服し、Overall 6.5を奪取する学生には明確な共通点があります。今回は、わずか5〜6週間で目標を達成した2名の大学生の事例から、その秘訣を紐解きます。
📌 この記事のハイライト
- ✅ 成果:日本人が苦手なS/Wを克服し、短期間でOA 6.5へ到達。
- ✅ 共通点1:Reading基礎力(語彙・文法)を土台にした戦略的学習。
- ✅ 共通点2:「資料をまとめて他者に共有する」という最強のアウトプット。
- ✅ 科学的根拠:学習定着率90%を誇る「教える(共有)」プロセスの活用。
【実録】5〜6週間で起きた劇的なスコア推移
まずは、IELTS集中講座を受講したTakayuki君とKota君のスコアを見てください。注目すべきは、受講前は典型的な「日本人特有のアンバランスなスコア(S/Wが4.0)」だった点です。
| 生徒 | 期間 | Overall | L / R | W / S |
|---|---|---|---|---|
| Takayuki | 受講前 | 5.5 | 5.5 / 7.0 | 4.5 / 4.0 |
| 受講後 | 6.5 | 5.5 / 7.5 | 6.0 / 6.0 | |
| Kota | 受講前 | 5.0 | 4.5 / 6.0 | 4.5 / 4.0 |
| 受講後 | 6.5 | 6.0 / 6.0 | 6.0 / 7.0 |
2人とも、アウトプット科目が4.0という「壊滅的な状態」から、わずか5〜6週間で6.0〜7.0まで爆上げしています。一体、何が起きたのでしょうか?
共通点1:Reading基礎力という「眠れる資産」
講師として分析すると、2人は受講前の時点でReadingが6.0〜7.0と高得点でした。これは、日本の学校教育で培った「単語力」と「文法力」という強固な土台があったことを示しています。
基礎力さえあれば、IELTS特有の「加点ルール」を学ぶだけで、一気にスコアへ変換することが可能です。
「読み書きばかりの学校英語は役に立たない」と諦めないでください。今目の前にある基礎固めこそが、将来の爆発的なスコアアップの「礎」になります。
共通点2:最強の学習法「他人に教える・共有する」の実践
驚くべきことに、2人は講座期間中、講師の私が配布したバラバラの資料を自ら整理し、クラスメート全員に共有していました。バラバラだった模範解答が、いつの間にか「PDFの模範解答集」に編集されていたのです。
なぜ「共有」がスコアに直結するのか?
最新の学習研究(ラーニングピラミッド)では、受動的な「講義を受ける」だけの定着率が5%なのに対し、「他人に教える・共有する」というアウトプットの定着率は90%に達するとされています。
2人が無意識に行った「最強の学習プロセス」
- インプット:講師から資料を受け取り、深く理解する。
- 編集:情報を整理し、分かりやすくまとめ直す(脳内の情報整理)。
- アウトプット:他者に共有し、「ありがとう」のフィードバックを得る。
この過程で、自己肯定感が高まり、モチベーションが維持されるという心理的な好循環も生まれていました。
今日からできる!「まとめ役」擬似体験のススメ
「一緒に学ぶ仲間がいない」という方も大丈夫です。デジタルを活用すれば、一人でもこの「最強の学習法」は実践できます。
その日に学んだフレーズや解き方を、X(旧Twitter)や個人のブログで発信しましょう。「誰かに教えるつもりで書く」ことが、あなたの脳を最も活性化させます。
講師のアドバイスや気になった表現を、Notionやスマホのメモ帳に「自分だけの教科書」として編集してください。この「編集」作業こそが、真のインプットです。
💡 講師も実践しています
私自身も、新しいフレーズに出会った時は例文を作ってXで発信するようにしています。生徒さんの役にも立ち、自分自身の勉強にもなる。この「Win-Win」の姿勢こそが、短期スコアアップの裏技です。
講師のX(エックス)を覗いてみる
まとめ:6.5到達は「姿勢」で決まる
5週間でOverall 6.5を達成した2人に共通していたのは、「基礎を大切にする実直さ」と「他者へ共有する能動的な姿勢」でした。
スピーキングやライティングが今どれだけ低くても、基礎力という土台に「正しいアウトプット」を乗せれば、世界は一気に拓けます。
